四環系抗うつ薬ーセチプチリン(テシプール)
セチプチリンマレイン酸塩(テシプール)について書いていきたいと思います。
禁忌
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)を投与中あるいは投与中止後2週間以内
効能・効果
用法・用量
初期用量1日3mg、1日6mgまで漸増し分割投与。適宜増減。
作用発現時間:記載なし。
分布
血液脳関門通過性:該当資料なし。
血液胎盤関門通過性:該当資料なし←有益性投与
乳汁への移行性:該当資料なし←有益性投与
髄液への移行性:該当資料なし。
薬理作用
主に脳内のα2受容体へ作用し脳内のノルアドレナリン量を増やす。不眠を伴ううつ症状へも有効とされる。作用は三環系抗うつ薬と比べてやや劣るが抗コリン作用などによる副作用は軽減される。心毒性が弱いのが特徴。
ミアンセリンを改良した薬物。
参考文献
添付文書、インタビューフォーム、治療薬の臨床薬理データブック
抗うつ薬ーロフェプラミン塩酸塩(アンプリット)
今回はロフェプラミン塩酸塩(アンプリット)について書いていきたいと思います。
最初に書いた通りセロトニン再取り込み阻害作用の強い三環系抗うつ薬でございます。
添付文書、インタビューフォームによると
禁忌
閉塞隅角緑内障、三環系抗うつ薬に対する過敏症、心筋梗塞の回復初期、尿閉(前立腺疾患等)、モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中
効能・効果
用法・用量
初期用量1日10~25mgを2~3回分割経口投与。1日150mgまで漸増。適宜増減。
作用発現時間
該当資料なし
分布
血液脳関門:該当資料なし
血液胎盤関門通過性:記載なし。←有益性投与
乳汁への移行性:記載なし。中止するか授乳中止と添付文書に記載あり。
髄液への移行性:記載なし。
該当資料なし
排泄
尿中及び糞中、胆汁中排泄。
透析および除去率
該当資料なし
なんの意味があるかわからないデータが多く申し訳ありません。
抗うつ薬ードスレピン塩酸塩(プロチアデン)
今回はドスレピン塩酸塩(プロチアデン)について書いていきたいと思います。
最初に書いた通りセロトニン再取り込み阻害作用の強い三環系抗うつ薬でございます。
添付文書、インタビューフォームによると
禁忌
閉塞隅角緑内障、三環系抗うつ薬に対する過敏症、心筋梗塞の回復初期、尿閉(前立腺疾患等)、モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中
効能・効果
用法・用量
1日75~150mgを2~3回分割経口投与。適宜増減。
作用発現時間
該当資料なし
分布
血液脳関門:該当資料なし
血液胎盤関門通過性:記載なし。←有益性投与
乳汁への移行性:記載なし。中止するか授乳中止と添付文書に記載あり。
髄液への移行性:記載なし。
肝臓でCYP2D6が関与。
排泄
尿中及び糞中
透析および除去率
該当資料なし
なんの意味があるかわからないデータが多く申し訳ありません。
副作用は少ない方と記載ある資料あり。
トリミプラミンースルモンチール
今回はトリミプラミンについて書いていきたいと思います。
トリミプラミンマレイン酸塩(スルモンチール)添付文書・インタビューフォームより
禁忌
1.閉塞隅角緑内障の患者
2.三環系抗うつ薬に対して過敏症のある患者
3.心筋梗塞の回復初期の患者
4. MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)を投与中の患者
効能・効果
用法・用量
初期用量50~100mg/日、200mgまで漸増し、分割投与。まれに300mgまで増量することもある。
作用発現時間
自律神経系の副作用は数時間で発現する。
不眠・興奮の鎮静は数日間、抗うつ効果は1~3週間を要する。
至適血中濃度:記載なし。
分布
血液脳関門透過性:通過する。
血液胎盤関門通過性:記載なし。←有益性投与(ラットで催奇形性作用あり)
乳汁への移行性:記載なし。
髄液への移行性:記載なし。
排泄
排泄部位および排泄経路:大部分が尿中
併用禁忌
MAO阻害剤➨セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)、サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)
一包化・粉砕の禁止の記載なし。
上記は添付文書およびインタビューフォームを参照して書いています。
抗うつ薬ーアモキサピン
今回はアモキサピン(アモキサン)についてまとめていきたいと思います。
アモキサピン(アモキサン)添付文書・インタビューフォームより
禁忌
閉塞隅角緑内障、三環系抗うつ薬に過敏症、心筋梗塞の回復初期、MAO阻害剤併用中あるいは投与中止後2週間以内
効能・効果
用法・用量
1日25〜75mgを1〜数回に分けて分割投与。効果不十分な場合150mg、1日最大300mgまで。
作用発現時間:記載なし。
至適血中濃度:記載なし。
血液脳関門通過性:記載なし。
血液胎盤関門通過性:通過する。→有益性投与
乳汁への移行性:わずかに移行する。→有益性投与
骨髄への移行性:移行する。
併用禁忌
MAO阻害剤➨セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)、サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)
粉砕・一包化禁止の記載なし。
以上となります。
抗うつ薬ーノルトリプチリン
今回は、ノルトリプチリン(ノリトレン)を勉強します。
ノルトリプチリン塩酸塩(ノリトレン)添付文書より
禁忌
閉塞隅角緑内障、三環系抗うつ薬に過敏症、心筋梗塞の回復初期、尿閉(前立腺疾患等)、MAO阻害剤併用中あるいは投与中止後2週間以内
効能・効果
用法・用量
1回量10~25mgを分3、または30~75mgを分2。最大量150mg分2~3。
作用発現時間:記載なし。
至適血中濃度:50~150ng/mL
血液脳関門通過性:通過する。
血液胎盤関門通過性:通過する。
乳汁への移行性:通過するが、乳児に影響なし←インタビューフォームより
骨髄への移行性:移行する。
併用禁忌
MAO阻害剤➨セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)
粉砕・一包化禁止の記載なし。
以上となります。
抗うつ薬ーアミトリプチリン
今回はアミトリプチリン(トリプタノール)について書いていきます。
アミトリプチリン塩酸塩(トリプタノール) 添付文書より
禁忌
閉塞隅角緑内障、三環系抗うつ薬に過敏症、心筋梗塞の回復初期、尿閉(前立腺疾患等)、MAO阻害剤併用中あるいは投与中止後2週間以内
効能・効果
3. 末梢性神経障害性疼痛←アミトリプチリンの特徴の一つ
用法・用量
1. 初期用量30~75mg、1日150mgまで漸増し分割投与。最高用量300mgまで増量することあり。
2. 1日10~30mg、就寝前投与。
3. 初期用量1日10mg、最高用量1日150mgまで。
効果発現時間:記載なし。
分布
血液脳関門通過性:通過する。
血液胎盤関門通過性:通過する。➨有益性投与。
乳汁への移行性:移行する。➨添付文書上では中止。←こう書いてあるのは添付文書だけで「産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020」ではそんな記載はなく)抗うつ薬:三環系抗うつ薬と SSRI の RID は一般に 10% 以下であり児への大きな悪影響は見込まれない.使用に対して慎重に検討との記載はあり。使っちゃいけませんとは書いてないようです。
髄液への移行性:移行する。
併用禁忌
MAO阻害剤➨セレギリン塩酸塩(エフピー)、ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)
本剤は,主に肝代謝酵素チトクローム P4502D6(CYP2D6)により代謝される。また,CYP3A4,CYP2C19 及び CYP1A2 によっても代謝される。
腹膜透析:ほとんど除去されない
血液灌流:ほとんど除去されない
インタビューフォームより
一包化・粉砕について禁止の記載なし。
今回の参考文献