yakutetsu3の日記

お薬の勉強をしております、

抗うつ薬-1

前回は三環系抗うつ薬四環抗うつ薬の薬理作用について書いていきました。

今回はSSRISNRI・NaSSAについて書いていこうと思います。

 

SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・SNRIセロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)は実は薬理作用が分類名だっだのですね。

 

詳しく書くのは教科書にお任せして今回はここまでとしておきます。

個々の薬物での比較はどうなっているのか調べてみようと思います。

 

                  アミノポンプの阻害
分類 薬物名 鎮静作用 抗コリン作用 セロトニン ノルアドレナリン ドパミン
三環系抗うつ薬 イミプラミン 2+ 2+ 3+ 2+ 0
アミトリプチリン 3+ 3+ 3+ 2+ 0
ノルトリプチリン 2+ 2+ 3+ 2+ 0
クロミプラミン 3+ 2+ 3+ 3+ 0
アモキサピン 2+ 2+ + 2+ +
四環抗うつ薬 マプロチリン 2+ 2+ 0 3+ 0
SSRI パロキセチン + 0 3+ 0 0
フルボキサミン 0 0 3+ 0 0
セルトラリン + 0 3+ 0 0
エスシタロプラム 0 0 3+ 0 0
SNRI デュロキセチン 0 0 3+ 2+ 0
ベンラファキシン 0 0 3+ 2+ 0,+
NaSSA ミルタザピン 3+ 0 0 0 0
抗うつ薬間の薬理学的差異

 

ちょっと見づらいですが、このようになっているそうです。この表はカッツング薬理学原著10版から引用しております。

 

今日はここまでとします。

次回からはこの表が意味するところを勉強していきたいと思います。